(ゴルフのお話・著者が体験まじりで紹介する米国ゴルフ事情)  
   
         
 



マンハッタンのゴルフのお話: 
小生のゴルフのお話の始まりは、1985年の夏にニューヨークへ転勤になった時にまで遡ります。勤務することになったミッドタウンの事務所には10名程の日本人(駐在員)と数名の米人が働いていましたが、なんとその日本人全員がゴルフ大好き人間。そんな周りの影響で小生は、嫌々、ゴルフを始めたのです。もちろん、マンハッタンにゴルフ場はありません。当時は、フォートリーというミッドタウンから車で30分ほど離れたニュ ージャージー州の町に住んでいましたが、近くのカウンティーのパブリックコースに行けば10ドルでラウンドが出来たのです。因みに、マンハッタンには アウトドアーでボールが打てる施設はなかったのですが、90年代の始めにチェルシーピアーゴルフクラブ(写真上)という施設がオープン。そこは、打席が4階まであり、ハドソン川に向かってボールを打つ開放感と便利さでマンハッタンに住むゴルファーには人気があるようです。

マンハッタン近郊のゴルフ場は1)ハドソン川を渡ったニュージャージー、ニューヨーク州のコース、2)北に位置するウエストチェスター方面とコネチカット州のコース、3)東に位置するロングアイランドのコース、に大別できます。車で1時間半の圏内に、かなりの数のゴルフ場があり、ゴルフシーズンは、4月から11月ですが、ニュージャージーの南のほうまで行けば、3月から出来るコースもあります。

さて、3ラウンドほど回ると状況が変わりました。急にゴルフが好きになってしまった小生は、もう週末の来るのが待ちきれないような状況でした。そして、仕事が終わってからナイターの練習にも通うようになったのです。その結果、10月初めには100を切り、11月にはその年のベストスコアー95を出しました。凍ったグリーンでボールが弾んでゴルフにならない、12月にも何度かゴルフ場に行ったのですが、年末には、もうすっかりゴルファーの仲間入りをしたつもりの小生でした。

ニューヨークのパブリックコースのお話: 1986年には、ゴルフが面白くて仕方ないという病的な状況になり、平日、出社する前にハーフが回れないものかと考えて朝の5時前から起きて近くのパブリックコースに行ったことがありました。驚いたことに、小生より先に来ている人たちがかなり居たのです。夏の間は、6時半からスタートするパブリックコースが一般的で、暗いうちからその早朝のスタートを取るためにかなりの人が列を作るのです。 タイガーウッズが優勝した2002年の全米オープンで有名になったBethpage(Balck) は、州立公園の中にある本当の意味でのパブリックコースですが、そこでは 週末になると前の晩から早朝のティータイムを確保するために列が出来たのです。小生も80年代後半から90年代の全米オープンの話がまだない頃、時々Bethpageには行ったのですが、当時は$12-$15でラウンドが出来たこともあって、平日に休暇をとって一日2ラウンドというのが夏の楽しみの一つでした。

Bethpageには、Black, Red, Blue, Green, Yellow と合計5つのコースがあるのですが、Black コースの一番ホールの前には、このコースは難しいので初心者の人はご遠慮ください、と書かれていたのです。 90ホールもあるゴルフコースというのは、大変珍しいのですが(詳細はこちら) 市、郡、州などの地方公共団体が管理、運営しているパブリックのコースは、全米に沢山あります。そうしたコースが住民に極めて安いグリーンフィー($15-$35が一般的)でゴルフが出来る場を提供しています。ただし、こうしたゴルフコースは住民以外からは倍以上のグリーンフィーを取るところが多いので、旅行者などはその恩恵に被れません。 休日ともなると、グリーンフィーの安さも手伝って こうしたコースには、技量、エチケットの面で問題のある人たちも沢山やってきます。そして、1ラウンドに6時間もかかるなんていう状況も珍しくなく見られるのです。そうした状況があるので、まともなゴルファーは、朝早くにコースに行き、早朝のティータイムを取ろうとして並々ならぬ努力を払うのです。

一方で 最近は$100前後のグリーンフィーを取る(営利が目的の)パブリックコースが新設され、そうしたお金さえ払えば、まともな環境で出来るコースも増えてきました。ニューヨーク近郊で人気のあるコースには Bethpage State Park (516) 249-070、$24-$39;Crystal Springs Golf Resort (973) 827-5996、$20-$125;Spook Rock Golf Course (845) 357-6466、$72;Golf Club At Mansion Ridge (845) 782-7888、$100-$135;Garrison Golf Club (845) 424-3604 $60-$80;Links At Union Vale (845) 223-1000、$38-$57;Branton Woods (845) 223-1600、$90-$115;Centennial Golf Club (845) 225-5700、$95-$125;Richter Park Golf Club (203) 792-2552、$53-$66;Great River (203) 876-8051、$125-$150 などがあります。

プライベートクラブのお話: 朝6時前に起きてコースに行き、早朝のティータイムを取るという週末ゴルフのルーティーンは、小生が1990年にプライベートクラブのメンバーになったことで終わりました。アメリカの場合、プライベートクラブのメンバーになることはステータスでもあり、その入会基準は、クラブやその地方によって差があるものの、一般的には厳しく、入会金や会費も我々一般サラリーマンにとってはやはり高額なものです。小生がメンバーになった Mahopac Golf Club (MGC) は、俗に言う名門クラブではありませんから、何万ドルもの入会金は取られませんでしたが、その年会費を考えると、入会に際しては、清水の舞台から飛び降りるような思いだったのを覚えています。

アメリカにはゴルフの会員権(売買・投資)という概念やシステムがありません。一方、 日本のクラブに比べ、アメリカのクラブは年会費が一般的に高く、キャディーフィーなども高いので、プライベートクラブの会員になってゴルフをするのは、日本と比べても、そんなに安くはないのです。年間50ラウンドしたとして、1ラウンドのグリーンフィーに換算すると、田舎のクラブでない限り、$100以上になるでしょう。これに、キャディーフィーやカートフィーが加算されるのですから…。もちろん、ラウンド数が増えれば、1ラウンドあたりのコストは低くなるのですが、逆に、月に1-2度しかしない人にとっては、1ラウンドが$500以上につくことにもなりかねません。 ニューヨークの近郊では、ゴルフシーズンが4月中旬から11月中旬頃までですから、ほとんど6-7ヶ月しかありません。毎週末2ラウンドしたとしても、50ラウンド程度しか出来ないのです。

アメリカの北東部のプライベートコースと一部の例外を除いて、こちらではあまりキャディーを使う習慣があまりありません。コースによってはホールとホールの間が数百メーターも離れていることもあったりして 歩いては回るのが困難な コースも少なくありません。また、カートがプレー時間を早める事と ゴルフ場の重要な収入源になっていることもあり、その使用を義務付けるところも少なくありません。特に、リゾートコースなど営利を目的としたパブリックコースでは、それが顕著に見られます。 それでも、ニューヨーク近郊のプライベートクラブでは、キャディーを使えるクラブは少なくありません。バッグはキャディーが肩に担いで回りますが、一人前のキャディーは、2バッグを担ぎます。 女性のキャディーはほとんどいません。 1プレーヤー1キャディーではないので、2人のキャディーがお互いに助け合って、4人のプレーヤーのキャディーの仕事をするのが普通です。プレーヤーもキャディーが動きやすいように配慮してあげるものですが、中にはそうしたことに無頓着なプレーヤーもおり、そうした人が右や左に打ちまくると、キャディーは大変です。また、当然、 グリーンの攻め方やラインをキャディーに聞けばそれなりの助言がもらえますが、その技量にはかなり個人差があり、始めてのキャディーに対しては、上手に質問をして技量を見極めてからその使い方を決めることが得策です。グリーンを読むのが下手なのか、いい加減なのかは定かでありませんが、あまり信用出来ないキャディーはどこへ行ってもいるものです。なお、ニューヨーク近郊のクラブでのキャディーフィーの相場は、少年などの未熟なキャディーを除き、1バッグ=$50といったところ。カートが$20前後ですから、かなり割高につきます。しかし、ゴルフは歩いてするものと考えている人にとっては、$30には換えられない価値があるようです。 なお、コミュニティーのパブリックコースはセルフでプルカートや肩に担いで回れるところも沢山あります。

MGCは、会員数が200人という日本では考えられないようなクラブですが、メンバー所有式のゴルフクラブで、小生がメンバーになった当時はメンバーを探しているような状況下、入会金とボンド(退会時に変換されるお金)で6千ドルと破格の値段で会員になれたのです。アメリカのプライベートクラブには、このようにメンバー所有式のクラブと資本家所有式(営利目的)のものとがあります。前者の場合は、メンバーによって選出されたボードメンバーとボードメンバーによって任命されるコミッティーメンバーがボランティアベースでクラブの運営を司ります。たとえば、新メンバーの入会に係わる決定は、メンバーシップコミッティーで決定されるといった具合です。もちろん、日常のクラブ管理、運営は、そのクラブが雇用するマネージャーやグリーンキーパーなどによってなされます。また、 施設の改造、改築や重要なルールの変更などメンバーの待遇や経済的負担などに直接影響の大きい事項などについては、メンバーの直接投票などによってその決定がなされています。

東洋人や黒人などマイノリティーの人間が、ニューヨーク近郊の昔ながらの名門カントリークラブのメンバーになるのは、極めて困難だったのですが、最近新設されたクラブでは、格の高いところでもお金さえ出せばという傾向のものが増えてきたようです。昔はユダヤ人が、いわゆる、WASPの名門カントリークラブのメンバーになれなかったこともあり、お金持ちのユダヤ人が多いニューヨーク近郊にはユダヤ人の造ったユダヤ人向けの素晴らしい高級カントリークラブもかなりあります。

もう十五年程前の話になりますが、小生が良く知っている社会的な地位も高いある日本人が、コネチカット州グリニッジにあるカントリークラブのメンバーになるために、発起人一人、推薦人二人をたて、念入りな根回しをした上で、入会の手続きを取りました。その準備作業には三ヶ月程度をかけて、発起人、推薦人と食事ををするなど、相当な労力をはらっていました。 その結果、何とか面接を受けることができたのですが、結局、丁重に断られてしまったのです。やはり、白人でなかった事がハンデキャップになったとしか考えざるを得ない結果でした。残念なことに、カントリークラブの人種差別や女性差別の話には事を欠かないのです。驚く人がいるかもしれませんが、ニューヨーク近郊のカントリークラブでは、今でも多くのクラブで、女性は週末の朝にはプレーが出来ないのです。女性の(プライム)メンバーが少ないということもありましょうが、そうしたルールに固執しているクラブが多いのです。前述したように、クラブの運営が、そのメンバーによって決定されるメカニズムになっているので、メンバーの大多数(場合によっては一部)が望む限り、どうかと思われるルールも変わることがないようです。

さて、アメリカのプライベートクラブでは、メンバー同士がフルハンデの4ボールベストボール形式(ナッソー)での賭けをしてプレーするのが一般的です。2人がチームを作り、別の2人のチームとベストボールで対戦するものです(ライダーカップなどでもやるゲーム形式)。2ダウンすると負けているチームは、プレスといって、日本で言う別列車の賭けが並行して始まります。小生のクラブでの掛け金は、$5か$10のナッソーが一般的で、$5-$5-$5のナッソーであれば、5-Dollar 3-Wayというように言います。従って、プレスでの勝ち負けを入れて5-Wayの勝ちだとか3-Wayの負けだとかいった様に表現します。また、二アピン(グリー二ーと言う)やバーティー(総称して、ジャンクという)に$1から$5程度の賞金をかけるのも一般的です。 さて、4ボールのこうした賭けが一般的なので(ハンデキャップの計算方式にも鑑み)、そうしたゲームでは、トリプルボギー以上はプレーを続けないことも多く、1ラウンドのプレーは4時間以下で回るのが常識です。ただし、パブリックコースでは、かなり異なった状況でプレーがされるのと、プレーヤーの平均的なハンデが高いこともあって、5時間以上かかるようなところも珍しくなく、残念ながら、多くのホールで長時間待たされることも良く経験します。

もちろん、フルハンデの4ボールベストボールでのゲームばかりではなく、クラブが主催する各種トーナメントも盛んに行われます。一般的には誰もが参加でき楽しめるようにハンデ戦でのトーナメントとが多いのですが、 クラブチャンピオンを決めるトーナメントなどは、ノーハンデのマッチプレー形式か3-4ラウンドのメダルプレー(ストローク)形式でおこなわれるのが普通です。(写真右:1997年クラチャン決勝4番ホール、小生のチップショット)

数字に見るアメリカのゴルフのお話: アメリカには2002年末現在で15,827のゴルフ場があり(18ホールのゴルフコースに換算すると14,725コース)その内の11,501がパブリックコースという統計があります。飛行機でアメリカを旅する機会があったら、空港の近くにいくつゴルフ場を見つけられるか試して見てください。必ず、一つや二つは見つけられるはずです。因みに、ニューヨーク州だけでも 813ものゴルフ場があるということですが、ニューヨークの空港上空からも幾つものゴルフ場が見つけられるはずです。

なお、アメリカには、3670万人のゴルファーがいるということですが、アクティブなゴルファー(過去1年間に最低1ラウンドはした人)ということになると、その数は2620万人で、その内の576万人が女性だそうです。従って、これだけのゴルフコースがあってもその数がゴルファーの需要に追いつかないような状況で、毎年200以上のコースがオープンしています。パブリックコースのグリーンフィーは、平均$40という統計がありますが、グリーンフィーも年々上昇しており、$10でやれるゴルフ場は、もうほとんどなくなってしまったようです。

さて、ゴルファーの技量はどうでしょう。ニューヨークのパブリックコースのお話でも書いたように、色々な人達がいます。正式なハンデキャップを持っているゴルファーは 20% で、その平均が 19-20 という統計があります。小生もゴルフを始めて5年位は、正式なハンディーを持っていませんでした。 普通はローカルのゴルフの協会に属して(ニューヨークでは METROPOLITAN GOLF ASSOCIATION)そこにスコアーを登録することが必要です。パブリックコースでも、そうした手続きを僅かな手数料を払うことでやってくれます。米国ゴルフ協会の調べでは、ゴルファーの 22% が Regularly に 90 を切っているということです。俄かに信じ難いのですが... 米国ゴルフ協会の資料より(詳細はこちら

ベスト100ゴルフコースのお話: 
ぺブルビーチやサイプレスポイントなどのあるカリフォルニアもトップランクのゴルフコースが多くあることで知られていますが、ニューヨークの近郊には、それを大幅に上回る数のトップコースがあります。おなじみのパインバレー(NJ)、その近くにあるマリオン(PA)、全米オープンなどで知られるシネコックヒルズ(NY)、ウィングドフット(NY)、べスページ(NY)、バルタスロール(NJ)などに加えて、トーナメントではほとんど見ることの出来ないナショナルゴルフリンクスオブアメリカ(NY)、クェーカーリッジ(NY)、フィッシャーズアイランド(NY)などもそうです。小生はこのリストからは3コースでプレーしたことがあるだけですが、死ぬまでに一度はパインバレーでプレーしたいと思っています。2003年の時点で、日本からは広野、鳴尾、川名などがベスト100入りしていますが、ランキングに興味のある方は世界のベスト100およびアメリカのベスト100 (ゴルフマガジン版)をご覧下さい。

世界、アメリカのベスト100 以外にも、何々のベスト100 コースというもので権威のあるものに、パブリックコース、リゾートコース、新しいコースのベスト100 があります。パブリックコースでアメリカのベスト100 にランクされているコースは、本当に数える程度ですが、パブリックのベスト100 でも、極めてレベルは高くなっています。とにかく、11,500 コースのトップ100ですから、トップ 1% という狭き門です。

小生の知人であるM氏は、この世界のベスト100のコース全てでプレーをしたことがあるという記録の持ち主で、毎年ゴルフのために海外旅行をしています。つい最近もイギリス、アイルランドに旅行をするという連絡をもらいましたが、今年はトップ100から幾つのコースを回るのでしょうか。これくらいになると、ゴルフ雑誌なども記事として扱うようになりますが、うらやましい限りのライフスタイルです。記事参照

ホールインワンのお話:
 ホールインワンが出る確率について調べて見ると色々なデータが目に付きます。しかし、1/8000 - 1/14000 という確率の範囲で出るということで間違いないようです。1ラウンドでパー3が 4-5 ホールあるとすると、概ね 2000 から 3000 ラウンドに1回の確率で出ることになる。正式なホールインワンの条件は、18ホールのコースでパー3が、6ホール以下ということです。小生もパー3のコースで 135ヤードのティーショットが入ってしまったことがありますが、これは正式なホールインワンとは言えないのだそうです。

ホールインワンを最も出したことのある人は、どうも、バイロンネルソンのようで、彼は 50回出したそうだ。小生の知人のアマチュアゴルファーにも 20回以上出している人がいます。あなたの身近なゴルファーでは如何ですか? 小生は6回出していますが、まだ、2000 ラウンド程度のラウンド数ですから、平均的ゴルファーより、5-6倍ショットの精度が良いのか、5-6倍運が良いのか、そのあたりは定かではない。

小生の始めてのホールインワンは、1991年7月14日にコネチカット州にあるリッジフィールドゴルフクラブの17番ホール、136ヤード(9I)で出したものです。右から左に傾斜の強いグリーンで右に少しプッシュしたボールがうまい具合に転がって入ったもので、どちらかと言えば、ラッキーなホールインワンでした。ボールが吸い込まれるように消えるのが見えたのですが、ホールの中のボールを取るまでは半信半疑で、近くに行ってボールをホールの中に見つけた時の気持ちは、何とも言えないものでした。

その日は朝一人でパブリックコースに行き、知らない人たちと一緒のフォーサムで回ったのですが、とにかくハプニング続きのラウンドでした。ボールがバッグに2個しか入っていなかったのですが、途中でボールを一つ拾い、何とその拾ったボールでホールインワンを出したのです。結局、1イーグル、2バーディー、2トリプルボギーに、パー、ボギー、ダブルボギーがいくつかあり、81というスコアーでしたが、スコアーカードは、1から8までの数字全てがあるという珍しいスコアカードになりました。


(記念の珍しいスコアカード・ERICは小生のニックネーム)

その後、ホールインワンは、93年(196Y-4I)、94年(180Y-4I)、97年(195Y-3I)、98年(150Y-7I)、(204Y-3I)に出ています。最初のホールインワン以外は、全てホームコースで出したものですが、中でも、5回目のホールインワンは、ショットガン方式のトーナメントの最終ホールで出したもので、それによって優勝と二アピン賞を獲得しました。しかし、98年を最後に入ったように見えたショットが数回あったように思えますが、もう6年間ホールインワンは出ていません。どうも運を使い果たしてしまったようです。

ちなみに、小生のクラブではホールインワン保険を月に2ドル聴取しますが、ホールインワンが出た日にはドリンクがメンバーとゲストに振舞われます。ホールインワンをやったボールを貼り付けた記念の盾もクラブが作ってくれます。従って、まったく個人の経済的な負担にはならないのです。

4日間で10ラウンドというお話: サウスカロライナ州とノースカロライナ州の大西洋に近い州境には100を超えるリゾートのゴルフコースがあるのですが、そのほぼ中心にあるのがマートルビーチという町です。ニューヨークからは、車で11-12時間ほどで行くことが出来ますが、80年代後半から90年代には、毎年1-2度そこへ遠征旅行をしていました。11月の第4週にある感謝祭の連休に行くのが恒例行事になっていて、水曜日に休暇をとり、5連休、火曜日の夜にニューヨークを出発し、水曜日の朝からプレーをし、日曜日に岐路に着くまでの4日間のゴルフ三昧です。一人で行くこともあったし、会社の同僚と行った事もありましたが、92年に同僚のS氏と行った時には、何と4日間で10ラウンドという記録を樹立したのです。水曜日と木曜日はツーサムだったので、前の組のない朝のラウンドは、2時間半くらいで終わってしまうのです。従って、一日で3ラウンドした日には、2ラウンド目が10時半ころにはスタートし、1時半ころまでにはそれを終えて、5時には3ラウンド目が終わるというものでした。54ホールあるリゾートに泊まったので、同じコースを1日に2度回らずに、54ホールをプレーしたのです。 ただし、あまり良いスコアーは出なかったはずです。

マートルビーチの気候は、日本で言えば宮崎といったイメージでしょうか。常夏のハワイのような気候ではありませんから、感謝祭ころでも、寒い日は霜でスタートが遅れたりします。ましてや、クリスマス前後になると、朝は10時ごろまでスタート出来ないようなこともあります。一方、暖かい日は半袖でやれるといった感じですから、ゴルフウェアーは各種取り揃えて持って行きます。そんなことで、ゴルフにはちょっと寒い日もあるような状況ですから、晩秋から冬の間のホテルやグリーンフィーは、驚くほど安く、中には2泊3日(2人相部屋)、2ラウンド分のグリーンフィーと朝食込みで$99なんていうパッケージもあるくらいです。たとえば、コンドミニアムを借りて、1週間毎日プレーをして一人$500もあれば十分なのです。是非、一度お試しください。

さて、ニューヨークからマートルビーチまでは、約千キロの道のりです。夜7時にニューヨークを出ると、中間地点であるバージニア州のリッチモンドあたりを12時ごろに通過することになります。そこから先は道もすいてきますが、その後、退屈な運転がまだまだ残ります。それでも、夜が明けてくる頃にはマートルビーチがすぐそこまで来ています。不思議なもので、毎回夜中一睡もせずに運転をしてマートルビーチに着き、すぐにラウンドをしたのですが、小生はその第1ラウンド目はいつも良いスコアーを出していました。小生がマートルビーチで一緒にラウンドをした人達は今どうしているでしょうか。

ゴルフ道具のお話:  ゴルフ道具も小生がゴルフを始めた頃に比べると大分変わりました。小生が思うに、最も変わったのがウッド、次いでゴルフボール、パター、アイアンの順でしょうか。小生が始めて購入したウッドは、マグレガーのパーシモンの3本セットでしたが、その後、テイラーメードのバーナーという爆発的に売れたドライバーに換えました。ヘッドはステンレス製で、その大きさは、確か180cc位だったはずです。今主流のチタン製の400cc前後のドライバーと比べると半分以下のサイズ(体積)ということになります。また、その後、これも爆発的に売れたキャロウェーのビッグバーサを買いましたが、これが小生にとっては始めてのグラファイトシャフトが装着されているクラブでした。そして、さらに、ゴールドウィン、テーラーメイド、ミズノなどのドライバーを使いましたが、今はサソーという日本のメーカーのドライバーを使っています。ただし、時代の流れに逆らって、フェアウェーウッドは3番ウッドだけで7番ウッドなどは使っていません。好きなクラブは、2番アイアン。

アイアンは、もう15年近くベンホーガンの鍛造のクラブ(Apex)を使っています。これは、同じもの(90年モデル)を2セットもっていますが、今は入手するのが難しくなりつつあるクラブです。個人的には、アイアンはシンプルな鍛造クラブであるべきと考えていますが、そうしたアイアンを使うゴルファーは年々減っているようです。

アメリカで人気のあるクラブのメーカーには、キャロウェー、テーラーメイド、タイトリスト、ピン、クリーブランドなどがあります。他にも、沢山のメーカーがありますが、興味のある方はこのページの最後にある主要ゴルフ用品メーカー(アメリカ版)のテーブルのメーカー名をクリックしてください。そのメーカーのサイトが英語版ですが見られます。歴代のヒット商品を見てみると、ピンアイ(アイアン)、ピンアンサー(パター)、テイラーメードバーナー(ドライバー)、キャロウェービッグバーサ(ドライバー)、オデッセイロッシー(パター)などでしょうか。最近では、オデッセイのツーボールパターが極めてよく売れているようで、これは歴史に残るクラブなのかもしれません。皆さんはどう思われますか。

一方、日本製のクラブでは、ミズノがアメリカでも比較的よく売れていますが、日本で人気のあるダンロップツアーステージやセイコーエスヤードなどはまったく知られていません。また、ミズノのクラブもアメリカで売られているものは、アメリカ仕様ということで日本で売られているモデルとは異なるようです。他に日本製ゴルフ製品で知名度の高いものには、ヨネックスやダイワのクラブ、フジクラのシャフトなどがあります。

さて、アメリカで売られているクラブの値段について少しご紹介しましょう。一時見られたオーダーメイド専門のメーカーもほとんどなくなり、今は大資本のマスプロダクション、マスマーケッティングのできるメーカーのクラブが人気を集めています。シャフトやライ角度の選択肢を広げるなど、スペックでは各社それなりに差別化の努力が見られますが、値段はかなり低めに抑えられています。ドライバーは、ほとんどがディスカウントストアーの小売価格で$400以下ですし、$1,500以上するようなアイアンセットも見かけません。アメリカの平均的ゴルファーのセットの値段は、多分、$1,000-$1,500くらいと小生は見ています。有名ブランドの新モデルのアイアンセットは、3-PW で $1,000を少し上回るものもありますが、少し古いモデルになると、安く手に入ります。たとえば、2004年の秋の時点で、キャロウェーの X-14 のセットをスペシャルとして $499 で売っている大手ゴルフショップがあります。また、同じお店でタイトリスト、テイラーメード、キャロウェーなどの最新のドライバーは$379で売られています。新モデルのセットが、売れていないわけではないのでしょうが、多くのゴルファーはメーカーの小売希望価格に対して値下がりしていて割安感のある有名ブランドクラブを買う傾向にあります。小生もスコッティーキャメロンのパターが$150で買えた時につい買ってしまいましたが、あまり使わず仕舞という結果になりました。クラブは何度かコースで使って見ないと分からない面もありますから、高価なクラブを買うのは本当に勇気が要ります。高いクラブが売れないのは、そんなところにも理由があるのでしょう。

また、ノックオフ(有名クラブそっくりのデザイン)のクラブをアメリカでは良く見かけますし、中古クラブのマーケットも発達しています。ゴルフショップに行くと、初心者をターゲットにしたと思われる聞いたこともないメーカーのクラブが必ずおいてあります。いずれにせよ、見栄ばかりではなく、価値に重点を置いたクラブ選びをするゴルファーがアメリカには多いと言えそうで、メーカーも、また、小売店やプロショップもそうした顧客のニーズに敏感に反応しているといえそうです。あなたのセットのお値段は?

主要ゴルフ用品メーカー(アメリカ版)
Adams MacGregor Ram
Armour Maxfli Salazenger
Callaway Mizuno Taylor Made
Cleveland Golf Nicklaus Titleist
Dunlop Nike Top Flite
Foot Joy Odyssey Wilson
Founders Golf Ping Yonex
Hogan Precept Never
Compromise
King Cobra Prince
Lynx    
(名前をクリックするとそのメーカーのサイトが見られます。)

 


目次:

  1. マンハッタンのゴルフのお話





目次:

  1. ニューヨークのパブリックコースのお話






Bethpage G.C. クラブハウス
(正面入口側から撮影)
















目次:

  1. プライベートクラブのお話



服部道子選手との記念写真
1993 7/2 JAL Big Apple Pro Am
Wyckagyl Country Club
(12アンダーで惜しくも 4位)



































 


目次:

  1. 数字に見るアメリカのゴルフのお話

















目次:

  1. ベスト100ゴルフコースのお話








目次:

  1. ホールインワンのお話









































目次:

  1. 4日間で10ラウンドというお話



Myrtle Beach Golf Courses
(マートルビーチ紹介サイトへのリンク)























目次:

  1. ゴルフ道具のお話




小生愛用のクラブ
Ben Hogan Apex (2-iron)



 

 

メールは、こちら